柏原由佳 / 佐藤翠

グループ展「小山登美夫ギャラリーコレクション展 4」

Anjuna 2001 acrylic on paper on board 65.0×65.0cm ©︎Atsushi Fukui

この度、8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryでは、小山登美夫ギャラリーのコレクション展を開催いたします。

小山登美夫ギャラリーでは、これまで、国境やジャンルにとらわれず、巨匠から若手まで幅広く作品を紹介してきました。本展では、それらのコレクションの中から選りすぐりの作品を展示いたします。 多面的にアートに触れていただける機会となりますので、ぜひご高覧ください。

出展作家:ジェイムズ・キャッスル福井篤柏原由佳キム・チョンハクパウロ・モンテイロ佐藤翠 ゲルマン・シュテークマイヤー菅木志雄杉戸洋リチャード・タトル.

 

 

作家プロフィール

柏原由佳

柏原由佳は1980年広島県生まれ。2006年に武蔵野美術大学造形学部日本画学科を卒業し、渡独。2012年にはVOCA展に出展、佳作賞と大原美術館賞を受賞しています。同年、ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツにて研修。ライプツィヒ視覚芸術アカデミーを2013年に卒業し、2015年同アカデミーマイスターシューラーを取得しました(Annette Schröter教授に師事)。主な個展に、「借景」(バウハウス・デッサウ財団研究員Torsten Blumeによるキュレーション、バウハウス・デッサウ、ドイツ、2008年)、「最初の島 再後の山」(大原美術館、岡山、2016年)などがあります。小山登美夫ギャラリーでは2011年、2012年、2013年、2016年、2019年と5度の個展を行っています。

1980年 広島県生まれ
2006年 武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業
2012年 平成24年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてドイツにて研修(-2013年)
2013年 ライプツィヒ視覚芸術アカデミー卒業
     武蔵野美術大学造形学部日本画学科非常勤講師(-2017年)
2015年 マイスターシューラー取得(Annette Schröter教授に師事)、ライプツィヒ視覚芸術アカデミー

現在、ドイツを拠点に制作活動

佐藤翠

色とりどりの服が掛かったクローゼット、高いヒールの靴が並ぶシューズラック、鮮やかな花々。佐藤翠の絵画は、女の子の憧れが詰まった宝石箱のようです。画面を眺めていると、大胆で素早いタッチがモチーフの輪郭を溶かし、具象性と抽象性が共存しつつ鮮やかな色彩と卓抜な構成が強い魅力を放っていることに気づきます。美術史家・美術評論家の高階秀爾氏も指摘する通り、佐藤の作品は、絵画の魅力、喜びに溢れ、「ほのかな、かすかな官能性の香りがいわば隠し味のように重なって、比類ない豊麗な世界」(高階秀爾『ニッポン・アートの躍動』(講談社)を生み出しています。

佐藤翠は1984年、愛知県生まれ。2008年に名古屋芸術大学絵画科洋画コースを卒業。在学中にはディジョン国立美術大学(フランス)へ交換留学。2010年に東京造形大学大学院造形学部の修士課程を修了。平成29年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてフランスにて研修を行いました。作品は、芥川賞受賞作家・中村文則の小説『去年の冬、きみと別れ』(2013年、幻冬舎)の装画や、松永大司の映画『トイレのピエタ』(2015年)の劇中に使われたり、『花椿』(資生堂)では原田マハの短編小説と挿画でコラボレーションをするなど、その活躍の場を広げています。「VOCA展2013 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」(2013年、上野の森美術館、東京)では大原美術館賞を受賞、作品は同美術館に収蔵されました。2015年には資生堂ギャラリーでのグループ展「絵画を抱きしめてEmbracing for Painting -阿部未奈子・佐藤翠・流麻二果展-」に出展。2016年は、8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryにて小山登美夫ギャラリーでの3度目の個展「Secret Garden」を開催した他、「あいちトリエンナーレ2016 虹のキャラヴァンサライ」にも参加。2018年にはフランスのGreen Art Flowers Galleryにて個展「Orange glow」を開催しました。