大宮エリー

個展「Secret Garden」

フォーチュン フラワーズ Fortune flowers 2017 acrylic on canvas 150.0 x 130.0 cm © Ellie Omiya, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

大宮エリーの作品は、キャンバスを超えて溢れ出し、空間をいっぱいに満たす「生」のエネルギーが魅力です。クリエーターとして多彩な表情を持つ大宮の自由な想像力は、既成の枠に捉われることなく、アートの可能性をどこまでも広げていくかのようです。
小山登美夫ギャラリーでの初個展となる本展では、最新作「フォーチュンフラワーズ」に、昨年十和田市現代美術館に出展した作品を加えた十数点を展示致します。花や木などの植物や、湖をはじめとする風景は作家の心を通して鮮やかに彩られ、単なる絵画の鑑賞を超えて能動的な経験となって見る者の心を動かします。また、大宮は生演奏にのせたライブペインティングを精力的に行なっており、「私のライブペインティングは物語です。どんどんお話が展開していくのです。」と作家自身が語るこれらの作品は、一枚のカンバスの地平から起ち上り、その場のざわめきや光、匂いなどの立体的な感覚を喚起します。感じたことをありのままに描き出した作品だからこそ、アートが生み出す豊かな世界に鑑賞者を導き、深く共鳴するのです。外界に向かう鮮烈な感性が凝縮された空間を体験しに、ぜひ会場にお越しください。

ここは秘密の花園です。そんな小さな個展にしたいと思います。
香るような。絵は窓。そこからいろんなお庭が見えたり、
お花が見えたり。草花のピュアなきもち、太陽のエネルギー、
風が吹き抜けるような。そんな部屋にようこそお越しくださいませ!
スキップして帰っていただけたらいいなぁ。(大宮エリー)

詳しい情報は下記リンクをご覧下さい。
http://www.hikarie8.com/artgallery/index.shtml

作家プロフィール

大宮エリー

1975年大阪生まれ、東京大学薬学部卒業。広告代理店勤務を経て、日常を綴ったエッセイ集を書いて人気を博す。作家業の傍ら、ラジオのパーソナリティーや、テレビ番組の司会などもこなす。映画を撮ったり、舞台の作演出をしたり、活動はジャンルレスであるが、本人曰く、やっていることはひとつだという。2012年からは、来場者が参加して作品が完成するという特徴を持つ、体験型の個展をはじめる。その個展は物語になっており主人公は来場者それぞれとなる。「立ちはだかるドア」「心の箱」「言えなかったメッセージボトル」など、8つの作品で構成された、「思いを伝えるということ展」(2012–13)では、心がすっきりした、涙が出たという感想が多く、この個展の反響で2013年は、「赤い道」「黄色い道」「砂漠の道」などの道を歩いてもらうことで、生きるとは何かをそれぞれがそれぞれに問いかける個展「生きているということ展」(2013)を発表。また、歩くプラネタリウムという設定で、星をかきわけたり天の川に飛び込んだりする「星空からのメッセージ展」(2013–14)を発表。絵画制作は、2012年に上野にてライブドローイングした作品「お祝いの調べ:直島」がきっかけとなって始まり、いまも続行している。その後、2015年に代官山ヒルサイドテラスにて個展「emotional journey」、2016年には美術館で始めての個展「シンシアリー・ユアーズ—親愛なるあなたの大宮エリーより」を十和田市現代美術館で開催する。十和田では、美術館の以外の商店街にも作品を展開した。2017年4月には、福井の金津創作の森で個展を開催。