増井淑乃

個展「Golden Meadow」

Carrying Horse 運ぶ馬 2012 watercolor on paper mounted on panel 36.5 x 51.5 cm ©︎Yoshino Masui

増井淑乃は1976年静岡県生まれ。1999年多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。現在東京を拠点に制作を行っています。増井の作品は繊細で細密な水彩画です。幼い頃の色や匂いの記憶をもとに、時に動物を配した神秘的な風景を表現し、時間をかけ何度も重ねて描かれる画面には、滲みと入念な描線により独特のテクスチュアが生み出されています。生まれた土地との結びつきが断たれた経験により、しばしば浮遊感におそわれるという増井は、描くことでもう一度土地と繋がろうとしているのではと語ります。「誰にでもわかるものを描きたい」という彼女の美しく鮮やかな作品は、ダイレクトに観る者の心をとらえ、どこかで見、感じたことがあるような記憶の中の風景や感覚を思い起こさせるでしょう。本展では新作4点を含めた2010年以降の作品を展示致します。

 

作家プロフィール

増井淑乃

増井淑乃は1976年静岡県焼津市生まれ。静岡県立清水南高校芸術科に進学後、多摩美術大学美術学部芸術学科で東洋美術を研究、現在東京を拠点に活動を行っています。芥川賞作家である磯崎憲一郎のデビュー作『肝心の子供』(第44回文藝賞受賞/ 2007年、河出書房新社主催)の装画となった他、世界中のキュレーター、批評家によって推薦された1975年以降生まれの作家を紹介した書籍『Younger Than Jesus: the Artist Directory』に、片岡真実氏により選出、掲載されています。小山登美夫ギャラリーでは2006年、2008年、2011年、2013年、2016年と5度の個展を行っており、2016年1月には駿府博物館にて個展を開催しました。

1976年 静岡県焼津市生まれ
1999年 多摩美術大学美術学部芸術学科卒業